タクシーの防犯対策は何をすればいい?

他人と密室で時間を過ごすタクシー業務では、防犯対策はとても重要です。本記事では、タクシーの防犯対策の重要性と、具体的な対策方法について解説します。

タクシードライバーにおける防犯対策の重要性

近年、タクシー内で発生する犯罪がニュースで度々報道されています。タクシーには前の乗客の運賃や釣り銭など、必ず現金があることを誰もが知っています。また、深夜の運行も通常業務として行っているほか、乗客の指定する目的地がどんな場所であっても移動しなければなりません。タクシーが犯罪の対象となる要素はとても多いと考えられます。

そして、タクシーは乗務員が乗客と密室で過ごさなければなりません。また、乗務員1人に対して複数の乗客が乗車すること、乗客に対して背を向けていることなどから、犯罪発生時に被害を防げない可能性もあります。犯罪を未然に防ぐための対策はもちろん、万が一発生してしまった際の被害を最小限に防ぐための対策も重要です。

タクシー会社が行う防犯対策

ドライブレコーダーの設置

ドライブレコーダーを設置することで、車内で何が起こったかを一部始終記録できます。犯罪が発生した際の有益な証拠を残せるツールです。また、ドライブレコーダーを稼働していることを車内で告知しておくことで、犯罪の抑止にもつながります。

「防犯仕切り板」の設置

最近は、「防犯仕切り板」を設置するタクシー会社が増えました。感染症対策になることに加え、物理的に乗務員と乗客の空間を遮断することで、犯行防止につながります。現在、全国のタクシー会社で8割の会社が防犯仕切り板を導入しています。

非常事態を知らせる機能を搭載

広く知られているのが、緊急事態にタクシーの天井灯を点滅にする機能です。犯人に気づかれずに外部へ緊急事態であることを知らせます。最近のSOS機能は、緊急サインが表示されると、配車システムで該当のタクシーの位置を把握できるものもあり、位置情報と合わせて警察に通報できるので便利です。

タクシードライバーができる防犯対策

防犯講習の受講

無線グループや各タクシー会社で開催している防犯講習を受講し、犯罪が発生した際の対応を知っておくと、万が一の際に役立ちます。防犯講習を受講して知識を得たという自信も、犯罪時に心を強くもつ上での力になってくれるでしょう。

護身用スタンガンを携帯する

攻撃を受けたときに防御するための、護身アイテムを携帯しておくと心強いです。スタンガンは、接触させた相手の動きを止めることができるほか、スイッチを入れたときに電気が激しく光ることで、相手を動揺させられます。その隙に逃げたり、助けを呼ぶことが可能です。

催涙スプレーを 携帯する

催涙スプレーは、相手の目に吹きかけることで目の痛みから涙が出る、視界が悪くなるなどの攻撃を与えられる護身アイテムです。スプレーを吸い込むと、成分の効果で呼吸しにくくなる、咳が止まらないなどの攻撃を与えられます。催涙スプレーに数種類ありますが、OCガスを使用した製品は後遺症の心配がなく、過剰防衛にならないため躊躇なく使用できるでしょう。

タクシードライバーは防犯対策を実施しよう

警視庁がタクシーの防犯対策を徹底するように呼びかけていることもあり、多くのタクシー会社で防犯対策を実施しています。昔と比較するとタクシー内の防犯対策は充実していますが、乗務員個人でもできる限りの防犯対策を行うことが望ましいです。ぜひ本記事の内容を参考に、タクシーの防犯対策を徹底してください。