タクシーに乗車すると、ドライバーが白い手袋を身につけていることがあります。
個人の判断に委ねられている部分もありますが、なぜ白い手袋をつけているのでしょうか。ここでは、白い手袋を身につける理由やデメリットについて紹介します。
タクシードライバーが手袋を身につけるのはいくつかの理由がありますが、必ずしも義務ではありません。
制服の着用が義務付けられている会社の場合は、制服とあわせて手袋の装着も必要になる場合がありますが、外したからといって罰則を受けるものではありません。
タクシードライバーが白い手袋を着用する理由について、詳しくみていきましょう。
ハンドルを握り続けていると、汗や皮脂がハンドルに付着します。清潔感を重視するドライバーは、ハンドルが汚れないように手袋を着用しているのです。
また、外から持ち込まれるほこり汚れや細かいチリ、ウイルスや花粉などがハンドルに付着しないようにする目的もあります。
二つめの理由として、日焼け防止が挙げられます。白い手袋は長時間ハンドルを握る際、手の表面が紫外線の影響を受けないように予防する目的があります。手袋の色とも関係しており、白色は紫外線をカットする効果が期待できます。
手が紫外線にさらされると、肌がヒリヒリとしてきて日焼けを起こします。手元を多く使うタクシードライバーにとっては、ダメージを少しでも軽減するための対策が欠かせません。
三つめの理由に、滑らないようにするという目的があります。汗で手のひらが湿ってくると、ハンドルが滑って誤操作につながるおそれがあります。
特に雨の日や風が強い日、道路が凍結する冬道などは安全運転が第一です。高速道路のようにすばやく車を動かさなければならない場所などでは、ハンドルの誤操作を防がなければなりません。
手袋は皮膚とハンドルが直接接さないように、滑り防止のために役立てられているのです。
白い手袋を着用することで、清潔な見た目になり手指も汚れにくくなります。一方で、ずっと手袋を着用するデメリットもあります。
汗によって、手袋の中が蒸れてくる場合があります。手そのものよりも手袋が蒸れているほうが気になるかもしれません。長時間の着用がしやすい、吸湿性の良い素材の手袋を選びたいところです。
汗やその他の汚れはハンドルではなく手袋に付着します。手袋が汚れると見た目の清潔感が失われるため、まめに洗濯をしなければなりません。
タクシードライバーが身につけている白い手袋は、制服の一部として着用されているか、または汚れや日焼け予防のために役立てられています。
お客様を気持ちよくおもてなしするためにあえて手袋の着用を心掛けているドライバーも多いため、乗車の際に手袋を見かけたときは、ぜひ手袋を装着する理由について思い出してみてください。