タクシーには、セダンやミニバン、高級車など様々な車種があります。最近では、ハイブリッド車やEV車など、次世代の車両も街で見かけるようになりました。
ここでは、タクシーで使われる車両それぞれの特徴やお客様に人気の車種を調べました。
一般的なタクシーで使われる車種は、大きく分けて以下の5種類です。それぞれの特徴や向いている用途を詳しく紹介します。
エンジンルームと乗室、荷室の3ボックスで構成された、昔ながらのタクシー車両です。タクシーと聞くと、まずイメージするのがこのタイプではないでしょうか。低重心の設計で安定した走行ができるほか、静粛性に優れており、乗り心地が良いのが特徴です。タクシー車両として採用される主なセダンに、トヨタのクラウンや日産のセドリックなどがあげられます。
タクシーで用いられる車両はLPG(液体ガス)で走行が可能です。ガソリン車と比べて構造はほとんど変わりませんが、燃費の良さや燃費コストの低さからLPGが多く採用されています。
6~8人乗りができるワンボックス型のタクシー車両で、トヨタのアルファードなどが代表的です。広々とした車内空間となっており、複数人での移動や大きな荷物を運ぶ際に適しています。
ファミリーやグループ旅行、重い荷物を持っているお客様などに選ばれている車種です。スライドドアを備えた車両が多く、乗降性に優れているのも魅力です。ただし、セダンタイプに比べて狭い道路での取り回しが難しいため、都市部や道幅の狭いエリアでは運転しにくいこともあります。
ビジネスや特別な場面での利用を想定したハイレベルなタクシー車両です。ハイヤー車両として採用されることも多く、一般的なタクシーよりも料金設定は高めとなっています。
高級さを思わせる黒塗りの外観が多く、シートも革張りなどの高級素材が用いられており、内装は快適性に優れています。静粛性が高くセキュリティにも優れているため、プライベートな会話やビジネスシーンでの重要な打ち合わせなども安心して行える車種です。
ガソリンエンジンと電動モーターを組み合わせ、環境への配慮と利便性を両立させた次世代型のタクシーです。燃費性能に優れており、低排出ガスを実現していることから、環境を意識した社会の流れに合わせて普及が進んでいます。
タクシーに用いられるハイブリッド車として代表的なのが、トヨタのジャパンタクシーやプリウスです。特にジャパンタクシーはユニバーサルデザインが採用されており、広い室内空間と優れた乗降性が普及を後押ししています。
バッテリーに充電された電気のエネルギーでモーターを動かして車を駆動させるのがEV車です。似たような次世代の車両にハイブリッド車がありますが、ハイブリッド車の場合はガソリンでエンジンを駆動させるため、エネルギーのベースはガソリンです。それに対し、EV車の場合はガソリンを一切使いません。
二酸化炭素や大気汚染物質を排出しないことから、地球環境に優しいタクシーとして導入しているタクシー会社が増えてきています。
ビジネスシーンでの移動には、静粛性に優れて安定した走行ができるセダンタイプや高級車が適しています。車内が静かで快適に保たれているため、移動中も作業や考えに集中できますし、電話で会話をする際にも適しています。
安全面やセキュリティにも優れていることから、取引先との打ち合わせや接待のシーンでも選ばれます。
ちょっとした移動や買い物、通院など、日常生活で多く利用されるのは、誰もが利用しやすい設計のセダン車やコンパクトタイプのハイブリッド車です。最近のコンパクト車両はゆとりのある空間設計になっているので、狭さを感じることなく快適に過ごせます。混雑した道路や狭い道でもスムーズに走行できるため、移動時のストレスも軽減されます。
観光地への移動など、グループでの移動が求められる観光シーンには、広い車内と十分な荷物スペースがあるミニバンタイプが適しています。一般タクシーより料金は高めですが、6~8人が乗車できることからファミリーやグループでの利用に人気があります。トヨタのアルファードのほか、さらに大人数向けのハイエースなども人気です。