タクシードライバーは同じ体勢で長時間運転しているため、エコノミークラス症候群になりやすいといわれています。本記事では、タクシードライバーとエコノミークラス症候群の関係や、予防策について解説します。
長時間狭いところに同じ体勢で座っていることで、血流が滞って欠陥に血のかたまりができてしまう「血栓症」を引き起こします。飛行機のエコノミークラスはビジネスクラスやファーストクラスに比べると座席が狭く、エコノミークラスで長時間飛行機に乗っていた人がかかりやすいことから、エコノミークラス症候群と呼ばれます。
長時間同じ体勢で座っていることだけでなく、水分不足によって体のめぐりが悪くなることもエコノミークラス症候群を発症する原因のひとつです。
タクシードライバーは長時間運転席に座っているため、エコノミークラス症候群になりやすいといわれています。運転中だけでなく、タクシー乗り場で待機をしているときも運転席に座っていますし、休憩中も運転席で休憩を取る人も少なくありません。また、勤務時間自体が長いことも理由です。タクシー会社によって異なりますが、隔日勤務だと20時間近い労働時間になるため、その間の多くを同じ体勢で過ごしていたら、体のめぐりが悪くなってしまうのもうなずけます。
また、エコノミークラス症候群の原因のひとつである「水分不足」も。タクシードライバーに起こりやすいのです。運転中は気軽に水分補給ができないので、長時間の運転になると水分が不足しやすくなります。
運転中は気軽に動くことができませんが、休憩時間や待機中はできるだけこまめに車を降りて、体を伸ばす、足を動かすなどのストレッチ的な運動を行いましょう。できれば30分から1時間に1回は足の運動をすることをおすすめします。
水分不足によって血液がドロドロになってしまうと、血栓ができやすいです。血液粘度を下げるために、こまめに水分補給を行いましょう。コーヒーやお茶といったカフェインの含まれている飲み物よりも、水がおすすめです。スポーツドリンクは吸収が早いですが、市販のものは糖分が高いで飲み過ぎには注意しましょう。
入浴時はできるだけ湯船に浸かって体を温め、血流をよくしましょう。就寝時に足を少し高くして寝るのもおすすめです。普段体を動かしにくい分、休みの日は運動を心がけるなど、仕事中だけでなく生活の中に血流をよくする行動を意識的に取り入れましょう。
エコノミークラス症候群は飛行機の中だけの話ではなく、車でも起こり得ます。タクシードライバーは特に運転する時間が長いので、エコノミークラス症候群の危険性が高いです。夏場は汗をかきやすく、体の水分が不足しがちなので、夏は特に水分補給をこまめに行い、血液がサラサラの状態を保てるように意識しましょう。